スペインのイグナシオさんから、アグファクロームのシングル8についての続報が届きました。
それによると、スペインではアグファクロームのシングル8版は1966年に販売されていて、翌年にはスーパー8に切り替えられたとの事です。
肝心の色の件ですが、今はもうすっかり褪色してしまってますとの事です。褪色性について、コダクロームやフジカラーR25(フジクローム以前の外式フィルム)との比較されてます。
そして、PETベースのスーパー8フィルムもあったのですね。
PETベースの薄いフィルムは、ハイスピード撮影用フィルムとしてリリースされるよと以前読んだことがあります。(16mmのハイスピードカメラ用フィルムは大抵こうなってます)
でも、これは一般的用途のフィルムです。厚さは分かりませんが、如何ほどのものだったのでしょう。カメラもフィルムも、スーパー8は豊かすぎてどこまで掘っても底が見えませんです。
まあ、そんな過去のほじくり返しは、今とのつながりが無い限りはホントに歴史の本をこしらえるのしか役立ちません。
ここから分かることは、「スーパー8でPETフィルムを使うことは問題がないかもしれない」と言うこと。また逆に、「シングル8のごく初期のカメラでは、ベースの厚いフィルムを使うことをある程度考慮して設計されていたたようだ。しかしそれはごく一時期のものだった」と言うこと。
コメント
エルモのC300はフィルムマガジンを交換するだけで、W8もシングル8もスーパー8も撮影出来たはずです、作るとしたらこの様なカメラですね。
アイアンジャイアンツ様
エルモC300は発売すぐにはその三種類のフィルムに対応して、その後ダブルスーパー8のマガジンもリリースされているので、「8mmフィルム」と呼ばれるフォーマットすべてのフィルムに対応出来るカメラです。
あたくしもジャンクだけなら持っていますが、マガジン部は良くできたカメラでして、比較するとフロントに当たるカメラ部全体がが非力に感じられます。