GS-1200をしばいて復帰させる

エルモGS1200ステレオ映写機 修理

ワタシの持ってるエルモGS-1200ステレオは昨年からほとんど動かなくなっておりました。
順転逆転共に動かない上に、しばらくするとモーターからはバチバチバチッとスパークしてるようなもの凄い音が出てくるのです。
別の映写機ですが、目の前で爆発炎上した経験があるので、またドカーンと行くかもと、おっかなくて使えないのです。

ところが、先日「どうせ使えねーんだったら爆発しても同じだ」と思って、電源入れてほったらかしにしたところ、
けたたましく鳴っていたノイズは次第に消え、巻き取り軸がかすかに回転し始めたのです。

こいつはいけるかも?と思ってスイッチガチャガチャやったり、順転と逆転を繰り返してみたり、軸を指で逆回転させてみたりしたところ、かなりいいところまで機能が回復してきました。

もう少し、手を入れてみるつもりであります。
人間と一緒で機械もリハビリが必要なのですかねえ。

[冬は映写機のベルトもグリスも固くなる]
 東京8ミリシネマ倶楽部の岡本さんや八尾さんに伺ったところ、巻き取りが動かない場合は、まずベルトの異常を考えるべし、とのこと。

 冬場はベルトのゴムが低温で固まってる可能性があり、滑ってしまって力を伝えられない事があると。また、巻かれたカタチで固まっていると回転もぎくしゃくするから速度が安定しない、と言うことも。

 同様に、歯車やプーリーに塗ってある潤滑油も固くなってることが考えられるとのこと。
 いずれにせよ、映写機のモーターは動いてるのにうまく走ってくれない場合、暖機運転をしてみるのは有効な手であると言うことでありましょう。

 ワタシは、怖くて電源入れてなかったのが失敗であります。
しかし、バリバリと言う音はなぜ鳴りやんだんですかねえ。昔持ってたステレオがやっぱりバリバリ鳴って、しばらく聞いてると落ち着くなんてのがありましたが、あれと似てるんですかなあ。

[エルモの映写機ベルトは販売されてます]

 フジカスコープ映写機のベルトは何台もおかしくなりましたが、エルモの映写機では初めてであります。
 そんなわけですっかり忘れてましたが、エルモ社のサイトでは映写機駆動用のベルトを販売しているのでございます。

エルモは教育ICTを基盤として様々な映像情報コミュニケーション価値を創造します。
創業1921年のエルモは、映像情報コミュニケーションの世界と未来を見据え、先進テクノロジーの研究・開発にさらに研鑽を重ね、新しい価値を創造するとともに、教育と企業の発展によりウェルビーイングな社会の実現に貢献していきたいと考えます。

 しかし、質実剛健なGS-1200ですが老朽化に伴う故障が他のユーザーさんからも聞こえてきます。

 東京8ミリシネマ倶楽部の松田さんは、そんなGS-1200の部品の一部を、注文に応じて製造してくれます。

素人による8ミリ映画の部屋
http://www.h4.dion.ne.jp/~s8mmeiga/
(部品と機材・・・のコーナーです)

 確か、海外では音声ヘッドまわりのパーツを自作販売してる人がいたはずです。

 GS-1200は大きめの会場での上映会には欠かせない上に、ステレオ録再や大リール映写可能など利点が多い機種です。長く使えるような工夫がなされることは良いことだと思われます。

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