ジャンク品のサウンドエディタGOKO RECORDING EDITOR RM8008の修理にチャレンジ。
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五光商事が、1970年代末にリリースした、ステレオ/2トラックタイプのサウンドレコーディングエディター。映写機で録音するよりも格段に手間が省けるので好評な機材でした。(サイレントの通常のエディタの方がフィルムの編集には適しています)
さて、概要はさておき。これはもともと二束三文の状態悪い機材。走行速度が微妙にあやふやで、再生音が波打って聞こえるというしろもの。
機械オンチのワタクシですが、モーターから動力を伝えるベルトの劣化や、ピンチローラーの劣化などが走行ムラの原因ではないかなと当たりを付けて、分解。
ボリュームのつまみとかは手前に静かに引っ張ればはずせます。
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そしてネジをはずすと前面の銘板がはずせます。
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イキナリ、磁気テープのの切れっ端がごそっと出てきました。
これは剥離したサウンドトラック。自家マグネストライプをやっていた人でしょう。
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ついでに、潰れたつまみの軸を直しておきます。
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左のピンチローラーは、ゴム部にいくつも溝が入ってる不思議なもの。
劣化はありますけど、割れてるわけでもべとべとになってるわけでもツルツルになってるわけでもなく、そんなにひどくないような・・・どうなんでしょうねえ?
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順々にネジをはずして、ようやっとベルトが見えました。特にゆるんでる感じはしませんが、プーリーに接してる裏側はやや乾燥してひび割れが出てます。このせいか?
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はずすとこんな具合にゴムがこびりついてるのでキレイに掃除。
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真鍮のプーリーも掃除しましょう。
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ベルト2つ。大きい方は、本体裏面をはずすと出てくる、モーターからの動力を伝えるメインのベルト。小さいのは前面からはずしたベルト。両方とも多少変形があります。
結局、不具合の理由はよく分かりませんでした。どしろうとには難しいです。
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ただ、わかったのは、もの凄く大量の磁気テープの切れっ端が本体内に紛れ込んでいたと言うこと。間違いなく、自家マグネストライプをやっていた人です。そして、これだけ端切れがあるということは…たぶん、大失敗ですね。今頃はがれまくってることでしょう。
このRM8008は私の手には負えないので、8ミリサークルに寄贈致しました。
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