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世にも奇妙なカメラ=フジカZS400で撮る!その1

img_3692 フジカシングル-8 ZS400は、数あるフィルムシネマカメラの中でも珍しい「光学同時録音」カメラです。
撮影しながら光学サウンドトラックを焼き込んでトーキー映画が作れるんです。
必要なモノはフィルムとカメラとマイクだけ。それだけで同時録音が出来るんです。
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しかし、そもそも販売台数が極端に少なかったから中古の流通がほとんど限りなくゼロ。幻のカメラなのであります。

そんな超レア機材をひょんな事で入手しました。そしてこの個体、なんと動きます。
結果から申しますと、大きな問題はありながらも「録音できました」。
2016年現在、トーキー映画を作ろうとするとかなりの手間がかかります。果たして解決手段になり得るか?実験レポートであります。
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Fujica Single-8 ZS400 (CVRシステム)

光学録音機構が生きてるのか?これが一番大事なポイントです。まず、普通のカメラとしては使えました。
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これ、ファインダ設計よくて目測式でピントの山分かります。4倍ズーム。TTL。オート露出とフルマニュアル可能。

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ZS400は内蔵露出計駆動用およびマニュアル露出調整用に水銀電池H-2Dが必要です。水銀電池がないと露出調整ダイヤルを回しても値は変化しないタイプなので電池必須です。

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H-2Dの代用電池は持ってないので、酸化銀電池SR43を二つ縦に積んで(直列)、適当な厚みのナットで高さをH-2Dに合わせて周りをセロテープで(よい子はビニールテープを使う)巻いて即席H-2Dのできあがり。
写真左はすでに使えなくなったH-2D。寸法あわせの見本で捨てずに残してあるの。水銀だから捨てちゃダメだし。

(※関東カメラサービス製の電圧調整するタイプのH-2D変換アダプタだと露出計は駆動しませんでした)

img_3699露出調整ダイヤル。ファインダの上にある。

img_3700撮影速度は18コマと24コマと1コマ。つまり、フジカシングル-8唯一の24コマサウンドカメラです!(笑)

24コマ秒設定時に、シングル-8ロゴが正位置に来るようになっとります

なぜならば、ZS400はCVRプレーヤーという業務用テレシネ映写機とのセット運用が前提だったからです。このテレシネ映写機の標準映写速度が24fps。(※18fps対応)故に、カメラも24コマ秒の撮影速度が基準になるのであります。

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13125028_1212480458770024_3851292339011690358_n玄光社『小型映画ハイテクニックシリーズ9 映像入門』より引用
[レベルメーターがあんまり振れない…]
やはり音声入力周りでトラブル。手持ちのマイクでレベルが振れるのはパソコンのマイク入力用に売られてたエレコムのアンプ内蔵マイク。こいつだけ。

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単4電池2本で駆動するんですが幾らなんだってこれ抱えて表で撮影するのはちと気恥ずかしい。

13151798_1216932878324782_8941722983608928135_nいろいろ選んだ結果、SHURE SM58を至近距離で怒鳴ればなんとかレベルメーターが動き、モニタヘッドフォンにも音が戻ってくる、という感じ。

なんとド定番ダイナミックマイクに行き着くというこの迂回具合。

FUJICA Single-8 ZS400テスト撮影終了。
SHURE SM58をつないで大声でナレーションしてみた。
iPhoneをつないでAUX端子から音楽も録音してみた。
マイク入力は自動で音量調節される。
AUX入力は手動で音量調節が必要。説明書にはオート/マニュアルとも書いてあるけどこの辺はよく分からない。調節はフルに回しきってもレベルメーターは振り切れない。
フィルムは、説明書曰くモノクロはダメだそうなので、最終ロット一歩手前のフジクロームR25Nを使ってみた。
しばらくぶりにれとろさんに現像をお願いしてみよう。

2013.9.30シングル-8最後の日の撮影日記

シングル-8サービス最後の日。
今日は仕事お休み。朝からシングル-8で撮影よ。まずは、残り少ないFUJICHROME RT200Nで洗面所を。ひげを剃るよ。
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シングル-8サービス最後の日のタイトル撮影。三脚の下は撮影距離が取りにくいけどぺらぺらのコピー用紙しかなかったので、無反射ガラスで押さえて撮影するしかない。セコニックスタジオメーターを白板に取り替えて露出計測。数字のアニメ撮って以来しばらくやってない作業・・・。あ、FUJICA ZX550ってCINEメモリの18コマじゃなかった。もっと開角度広いからシャッタースピード遅いや。これだと少し露出オーバー気味だな・・・まあ、いいか。
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 シングル-8サービス最後の日・・・って書いてたらなんかジョージ・パルのSF映画『地球最後の日』みたいに思えてきたけど、全然そんなことはない死にはしない。
 ともあれ、作業してる自分撮りをするのが困難なので、ZC-1000にインターバルタイマー付けてほったらかしにすることにした。大西さんのパクリ。
 シングル-8カメラでインターバルタイマーを付けられるのはZC-1000と、ZX550とZ850の三機種だけというお寒い状況だったのよ。機械的にやる方法はなんかあるんだろうけど。インターバルタイマーは、秋葉原とかで売ってる電子キットを組み立てただけ。ちゃんと動くよ。午後からは外撮影だ。
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シングル-8サービス最後の日・・・いくつめの更新だろう。これからはちと難しくなる。インターバルタイマー撮影中に、空腹に耐えかねて食事。するとメシを喰ってるところを撮りたくなった・・・手元で。室内では照明が足りない。アイランプはないし・・・RT200Nはまだ使えないし・・・ということで、FUJICA ZX300の登場。これの9コマモードは、スローシャッターなので夜景とか重宝するのよ。露出少しは稼げるだろう。なーに、写ってなかったとしてもどうにでもなる。ちなみに、生まれて初めて触ったカメラがこの機種。中学校の担任の私物を借りて撮ったのが最初。30年も前になりますな。
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シングル-8サービス最後の日の撮影、そろそろ外出に向けてセットアップ。しかし、ビデオ代わりのGH2と、スチルレポート用のCYBERSHOTのバッテリー充電が追いつかない!騙し騙し使ってるからダメなのね。
 さて、この合間にわが家のシングル-8カメラを数えてみよう。死んだ子の歳を数えるような行為?いやあ、そんなことはないだろう。
ZC-1000が二台(一台借り物、一台頂き物)
Z800二台(一台が古株で、もう一台は頂きもんを修理)
ZX550は一台(借り物)
Z450一台、ZX300一台、PX300一台、P2ズーム二台、P2一台、AX100一台、キヤノン518SV一台、エルモ8S-600一台、エルモ8S40一台、コニカ6-TL一台。計16台。
集めたわけでもないけど集まっちゃったなあ。
実際使っていたのは、8S-600とZ800とZX550とP2ズーム。518SVはマイクロプリズムが馴れずに速写出来なかったために敗退。でも、シングル-8は大学以来、実は手にすることがホント少なかった。なぜなら…
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シングル-8サービス最後の日。いくつ目の更新か忘れた。で、GH2のバッテリーも準備できた。空も曇ってきた。いざ行かん。そしてその前に一枚お写真を。わが家のオールスター・シングル-8カメラ大集合。
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シングル-8サービス最後の日。ZX550のオートフェードの具合が悪くなって来たので、Z800に切り替えてます。
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シングル-8サービス最後の日。柴崎の現像所到着。処理日がカレンダーに書いてなく、受付のお姉さんも決まってないけど10月末日目標で進めますとか。なるほどねー!エクタクローム160Aの時を思い出します。
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シングル-8サービス最後の日の夜!FUJICHROME R25NとRT200N残りは8本!(←志村喬かよ)やるやる詐欺になってた自家現像にトライせねばならないでしょう。
 ところで、フジクロームのアフレコ&同録フィルムって、テテナール社のカラーテックE-6三浴キット(Tetenal Colortec E-6 3-Bath Kit)でサイレントと同様に現像すればいいのですか?
 以前、同録フイルムを現像したらフィルムがべたべたして取れなかった人がいたのであります。(そもそも富士でもサイレントとサウンドは処方がちと違うと関係筋)、うまいこと出来るのかしらん?教えてえらい人!
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FUJICA ZX550撮影を猫が見守る

 

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これはちょっとしたタイトル撮影。
こういうのはカメラが動かないように、電磁レリーズ式のカメラがいい。
電磁レリーズで一コマ撮り出来るシングル-8カメラはそもそもたった3機種しかつくられていないが(スーパー8は何機種もたくさんある)、そのうち我が家にあるのはZX550かZC-1000の2種。

少し日が落ちてきたので、明るいレンズを積んでるZX550を選ぶ。

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セコニックの入射光式露出計で露出を計測。

お手製の電磁レリーズを差し込んで、紙を取り替えては一コマ、また紙を取り替えて一コマとえんえんと屈伸運動を繰り返す…

その奇妙なワタシの運動を見守るものが、黒い柵のむこうに。

黒猫サンであります。撮影中、じーっと見られてました。

小恥ずかしい。

エクタクローム100Dと猫 in 谷中 10/18

前回はエルモ8S-600の不調のせいで撮れなかったので
キヤノン514XLと新商品のエクタクローム100Dを持って、
いざ谷中に。

今回はあんまり気前よく撮らせてくれないが、10匹ぐらい出会っているウチに、
すりすりしてくる奴が登場。

目の前にでん、と座り込んだ。撮って欲しいのでありましょう。
では、撮ってやる。

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カタカタ…

その後は猫に好かれ出したのか、他の猫も逃げずにおとなしく(めんどくさそうに)
被写体となってくれるようになってきた…

 

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…と思ったら、キヤノン514XLがおかしな音を出し始めた。
ああ、電池切れだ。新品と間違えて古い電池を詰めて来ちゃった。
駅まで戻って電池買うのもばかばかしいや…
もう15時ぐらいだし。これから戻って撮ったら遅くなっちゃう。

しかし、エクタクローム100Dは使い勝手が今までとずいぶんと違って興味深い。
午後結構遅くなってもまだ撮れる。それは単純に感度が高いから。
もうそろそろ切り上げないと…と思わずに済む。
逆に、日差しの強いところではこれNDフィルタ無いとつらいこともあるでしょう。

というわけで、まだ15時ぐらいの日だったら撮れたので、電池買ってきてもよかったんですけどね。

夕方にまた別な用事があったのでおひらきに。

露出計用水銀電池の代替品-共栄産業のV625U・LR9-

ファルタ・マイクロバッテリー社の日本支社で、この水銀電池代替品の取り扱いはすでに終了しています。
その代わりに、時計修理が本業の共栄産業株式会社が、日本国内で流通させています。

これはヨドバシカメラ西口本店のカメラ用品売り場1Fで見つけたモノ。

 

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電池自体は、VARTA(ファルタ)がドイツで製造しているモノです。つまり、今まで流通していたモノと同じモノです。
(ドイツではVARTAが流通させているんですがねえ…)

ファルタ・マイクロバッテリー社が流通させていたときは105円というとってもリーズナブルなお値段でしたが、共栄産業のは420円とうーむ、結構なお値段になってしまっています。

正直いいますと、電池でこの値段はちょっとつらいですね。これならば2個100円でコンビニでも買えるSR44やLR44に銀紙とビニールテープで加工した方がよさそうであります。

加工の仕方が分からない方はこちらを参考ください

水銀電池の代わりを探そう

 

VARTA社電池の新代理店・共栄産業に聞く・・・v625u小売10月開始
http://www.muddyfilm.net/2008/09/vartav625u10.html

VARTA社の水銀電池代用電池は、共栄産業株式会社が日本代理店に
http://www.muddyfilm.net/2008/09/varta.html

 

猫8ミリ撮影in谷中霊園 -仲良し猫と撮影失敗の巻-

 

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猫を撮りに谷中へおじゃま。

谷中は墓場だらけで猫だらけです。一番大きい墓地の谷中霊園には、いっぱい猫がひなたぼっこしてます。
誰かが手入れしているのか、毛並みも顔もきちんと手入れが行き届いた猫です。

これは、カメラを向けたら寄って来た、この日で一番なつっこい2匹。ぺろぺろと毛繕いをカメラ前ではじめました。
しかし、のんびりと動く被写体の表情が変わるのを待つとつい長回ししてしまい、あえなくフィルムエンド。

撮り方考え直さないと。

 

[ELMO 8S-600のTrouble]

比較的軽めのELMO 8S-600をしばらくぶりに稼働。

上記のように、あえなくフィルムエンド…だと思ってたのですが、実はカメラトラブルでした。

撮影中にプレッシャープレートが浮いてしまい、クローがパーフォレーションに噛まずに空回りし始めたのですね。

8S-600のプレッシャープレートを押さえつけるのはフィルム室のドアについた金具ですが、これが少しゆるくなっていたようです。
バネの力が戻るように、少し手前に曲げて実験してみると、今度は大丈夫。(曲げすぎるとフィルムを押しつけ過ぎてしまい、これはこれで駄目です)

音でフィルムエンドかどうか確認するクセがあるので、失敗しちゃいました。

しかし、猫と8ミリ、相性いいものであります。

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ぺろぺろ。

NIZO S481でバルブ撮影結果…キレイなフィルムが出来た

 

NIZOの481や561、801にはとても汎用性の高いバルブ撮影機能が搭載されてます。

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シングル-8のZ800やZC-1000よりずっとかんたんで、フェード用のオレンジのレバーを一番手前まで傾けるだけ。
下の写真だと、右側の「B」の位置までスライドさせます。これでシャッターが開きっぱなしになるのです。

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この機能、一コマ撮りでも普通の動画撮影でもどっちでも使えます。
となると、こんな使い方が出来ます。

■任意の時間だけ、1コマを長時間露光可能。

1.一コマ撮りモードに切り替えて、フェードレバーを引く
→シャッターボタン押すまでずーっと長時間露光

2.シャッターボタンを押す
→一コマだけ送られて、次のコマの露光開始。

これの繰り返し。
で、それで撮ったコマがこれ。街頭と車のライトの、光跡が流れてキレイ。
この使い方は、スチルカメラのバルブ撮影気分ですね。

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■インターバルタイマーと組み合わせた自動長時間露光

本機にはインターバルタイマーが組み込まれていますので、シャッターボタン押す代わりに、タイマーで自動に長時間露光させることも可能。

たとえば、夜空の星の光跡とか撮るのでしたら、タイマー仕掛けて寝ちゃえばいい、というわけ。
ただし、これもの凄く電池喰うそうなので、外部電源使った方がいいと聞いたことがあります。

■ある一定の露光値でシャッターを自動的に切る長時間露光

コレ、文字で書くとわかりにくいです。
出来るだけ簡単に説明すると…明るさが一定量たまるまでシャッター開け続けて、一定量になるとフィルムが送られる、というしかけです。

  どういう構造か知りませんが、たぶん露出計にたまった電荷が一定量を超えるとなんかの信号が送られて、次のコマに送られるのでしょう。

ですので、これは明るい場所でこのモードに設定すると、猛烈な勢いで一コマ撮影しはじめます。
逆に、真っ暗な場所ですとえんえんとシャッターが開いてる状態で、次のコマにいつまで経ってもフィルムが送られません。

試しに、こんなショットを撮ってみました。地下鉄の構内です。ほどよく薄暗いので、動画として成立しながらもすごくスローシャッターで、画がぶれて撮られた動画になってます。

 

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明るさに左右されるのでコントロール難しいですが、このテストショット以外でも面白い画が撮れたりしてます。暗いところで撮影者が動かなければ延々とスチル写真の長時間露光と同様ですし…。

 

 

トリッキーな側面だけをピックアップしましたが、本来NIZOは質実剛健で使いやすいスーパー8カメラ。
こんな遊びもできる、楽しいカメラであります。

スーパー8にDOFアダプタ(被写界深度アダプタ)採用のテスト映像

8mmはどうしたって、35mmに比べればパンフォーカス気味です。
しかし、余計な物は写って欲しくない!という風に画面の隅々までこだわりたい時があります。

私も、NDフィルタ重ねて付けたりいろいろしましたが、

どうも満足行くところまでぼけてくれない。

DOFアダプターは、35mm映画用レンズや35mmスチルレンズの被写界深度の浅さを利用して、
映画風のボケ足を作ろうという趣旨の元開発されてます。

小型ビデオカメラで映画作品を撮影するときばっかりかと思ったら、こうやって8mmで使ってる人もいる。

この映像はあくまでテストだと思いますが、

やっぱり見せるところと見せないところがコントロールできる、というのは望ましい事だろうと今更ながらに思うわけであります。

VARTA社電池の新代理店・共栄産業に聞く・・・v625u小売10月開始

ということで、共栄産業さんにお電話して聞きました。

v625uについては、一般小売用の出荷をしてるそうであります。
取り扱い店は、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、東急ハンズなど。
(全店舗ではないそうであります)

ただ、この10月からはリパッケージで400円ぐらいでの販売になるそうです。
4倍の値段と考えるか、はたまたたかだか400円と考えるか。

ダントツで安いのは、やっぱりLR44などのアルカリボタン電池をアルミ箔とビニールテープで絶縁&大きさ合わせする方法ですが、この手間を省く場合には十分手が届く金額でありましょう。

水銀電池の代わりを探して8mmカメラを使おう

VARTA社の水銀電池代用電池は、共栄産業株式会社が日本代理店に

 VARTAの日本代理店に問い合わせてみたところ、2008年6月でパワーワンブランドのv625u電池は販売終了したとのことです。

 今現在は共栄産業株式会社が日本総代理店として本商品を扱っているそうです。
時計の修理・販売業者さんですね。

 協栄産業株式会社
 http://www.kyoeico.com/

 同社サイトにはファルタ・マイクロバッテリーの総代理店という表記の他に、フラッシュで電池の紹介がなされていました。

 都内に何件かお店も持ってるそうなので、次は小売りしてるかどうか調べてみます。