「テレシネ」カテゴリーアーカイブ

Rapsberry Piでテレシネマシンを作る

Raspberry Piとは、小さなコンピュータの一種。外部のセンサーやモーターなどと繋げることが出来るので、容易にIoT試作ができるものです。

overview

数年前にラズパイを使って、フレームバイフレーム方式のテレシネマシンを開発した人がいますのでご紹介。

ざっくり言えば、1コマずつフィルムを送るモーター部分、マクロレンズをつけたカメラで1コマずつ撮影するカメラ部分、これらをコントロールして撮影データを取り込む基板部分が組み合わさったものです。

専用のカメラモジュールや、モーターを制御する追加基板なども、通販とかで買えます。つーか、アマゾンでも買えちゃう。

 

開発は3年ぐらい前に行ってその後は後進に任せるよーというような感じになってます。

githubに設計図やプログラムが挙げられているので、腕に自信のある方はトライしてみてはいかがでしょうか?

https://github.com/jas8mm/rpitelecine

映写機を改造して、モーターを一コマずつ動かして、外部のカメラで1コマずつ撮影するように連動させれば基本的にはフレームバイフレームのテレシネ装置は完成しちゃいます。

 

東京8ミリシネ倶楽部会員のテレシネ実験レポート。

東京8ミリシネ倶楽部会員による、テレシネ実験レポート。

FUJICASCOPE SH9を、5枚羽根に改造
ランプを12V10Wコールドミラー付きハロゲンランプに換装(但し口金が合わない)
レンズを25mm固定焦点に換装
レンズ前に表面鏡を光軸に対して45度の角度で取り付け
と言う改造を施しているそうです。
telecinemodifiedsh9.jpg
カメラはマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラのPanasonic GH1を採用して、動画撮影機能を使ってます。
ariallmagetelecine.jpg
■2つの撮影方法にチャレンジ
ここまでシステムを組んだ後、2つの撮影方法にチャレンジしています。
1つは、マイクロニッコール55mmレンズを付けて、間に凸レンズを噛ませて像を撮影する方法。
映写機とカメラの間にカマしてるレンズは、スリー・アールシステム社製の3R-SMOLIA-5、新聞とかを読むのに便利な、普通の卓上拡大鏡です。
http://www.3rrr.co.jp/2012/07/3r-smolia-5.html
takujolens.jpg
もう一つは、レンズを全部はずして、映写機から出る光をカメラの撮像素子に直接に当てると言う方法。
■では、結果は?
 まず、上記2つの方法はカメラのシャッターと映写機のシャッターとの同期を取ってませんのでフリッカーは生じる可能性が高く、うまいタイミングだと消えることもありますが、大抵はシャッタースピードの調整で軽減させるのであります。
この場合も、1/40前後でほぼフリッカーは消えますが完全には消えませんとのこと。
gh1mnikkor55.jpg
 このシステムの開発者曰く、マクロレンズを付けて凸レンズを噛ませた方が、撮像素子直接投影方式より画質がいい、とのこと。
というよりも直接撮像素子に光を当てると紫っぽくなり、解像度も難があるとのこと。
レンズを2つも介してる方が画質が下がるならまだしも、なぜ直接投影した方が下がるのか、不思議だとのこと。
 なんでですかねえ?

Polavisionポラビジョンのテレシネ方法?

ポラビジョンフィルムをテレシネしたいのですけど、と言う質問がやってきました。

polavisionpac01.JPG
ポラビジョンは言ってみれば”ポラロイド写真のスーパー8版”。現像に出さなくても専用映写機に掛けると現像出来てすぐに見られるというスゴイ規格。

1977年に颯爽と登場したのですけど、全然売れなくてものすごいスピードで無くなっちゃった。
polavisionpac02.JPG
 フィルムはカートリッジに入ったままで、専用映写機に掛けるのが前提になってるのですけど、カートリッジの中に入ってるフィルムそのものは、現像後はスーパー8フィルムとほぼ同じに扱えるので、フィルムを引っ張り出して普通のリールに巻き取って映写機に掛ければ、あとはテレシネはスーパー8/シングル-8と同様に出来るのであります。
せっかくのカートリッジを台無しにするのは気が引けますけど、簡易的にはこんな方法があるかな、と。

YouTubeで、フィルムをカートリッジから引っ張り出すHowToビデオが公開されてたので参考までに。

 

ところで、ポラビジョンのビュアー(専用映写機)って、どなたかお持ちだったりします?

キヤノンEOS 5D Mark IIでダイレクトテレシネ

 vimeoは、高画質なため映像作家の投稿が多い動画共有サイト。
当然、デジタルカメラのテストリポートや8ミリのテレシネ映像などのアップロードも多いのであります。
 特に8ミリは、チャレンジ精神に満ち溢れた意欲的で研究成果の発表場所になってる感があり、まさに「ノウハウの宝庫」であります。
 スクリーンや半透過スクリーン(すりガラスみたいなもの)に映写したものを再撮影するのではなく、フィルムを直接撮影するテレシネ方法。仮に「ダイレクトテレシネ」と呼びますが、フィルムそのものを撮影するためによりシャープな映像が撮れる利点があります。
今回ご紹介は、人気のデジタル一眼レフカメラであるキヤノンEOS 5D Mk2を使ったダイレクトテレシネのトライ。

The Projector – 8mm Direct to 5Dmk2 from James Miller on Vimeo.

 映像が貼られたページには英文でノウハウが書かれています。
  
 http://vimeo.com/20950590
 
 もう少しわかんないところがあるので、コメント入れてみます。

で、これが実際に撮影された映像。

Sisters from James Miller on Vimeo.

Three from James Miller on Vimeo.

 シャープですね。なかなかいい映像だと思います。しかしワタシがトライしたときに気になった、明るい部分と暗い部分の輪郭がにじんだように映るのは同じようになってますね。これなんでなんでしょうかねえ。
 

簡易テレシネの依頼 褪色したフィルムを「いい加減に」色補正した

5月に知人から頼まれていた8ミリフィルムのテレシネを、ようやくこの夏休みに着手した。

テレシネは完全を求めると底なしに難しい。
フィルム直接撮影型のテレシネをトライしてるが、微振動が抑えられず当家では実用まで遠い。

「高画質テレシネ研究 フィルム直接撮影型のテレシネその1」

でももうこれ以上お待たせするわけにもいかないので、簡易テレシネを採用した。

「簡易テレシネ」と言っても、当家にはテレシネ専用のオリテック映写機があるので、
18fpsを20fpsで撮るのではなく作品本来のスピードで映写して撮影している。フリッカーは出ない。

さて、依頼されたカラープリントフィルムは真っ赤っかに褪色してしまっている。

そのまま撮るか?

いやいや。ちょっと一考して、映写画面中でオートホワイトバランスのボタンを適当に押してみた。
赤みが軽減されてイイ具合になるのではと言う安直な発想だ。
(褪色は色のデータが失われているのでこういう方法は正しくない)

何回かトライし、赤一色だったモニタ映像に肌色や洋服の色が出た。
もちろんまだ赤いし全体のバランスおかしいけどけど見やすくなったのでまあ、コレでいいだろうと。

しかしそれよりも困ったのはレギュラー8フィルム。
昭和30年代初期のモノクロフィルムだが、湾曲と収縮がひどくて映写機にかかりそうもない。
どうやら依頼者はそれでも映写機にかけてみたようで、フィルムのアタマの方が穴だらけだ。

穴?これは映写中にフィルムが詰まったりして止まった時に、映写ランプの熱が長時間コマに当たることで溶けちゃったのだ。

さて、このゆがんだフィルムどうしよう…

 

r8_leaderfilm.jpg

 

各種テレシネ装置をYOUTUBEで紹介してるおっちゃん

http://www.youtube.com/user/FilmRestoration

イギリスのテレシネ業者のおっちゃんが、いろんなテレシネ機の説明映像をyoutubeにアップしています。

ELMOのトランスビデオや、GOKOのTC-20など、ヤフオクでも時々見かけるようなおなじみの機種から、TOBINのテレシネ機など最近ガレージメーカーで制作されてる機種、そして結構プロユースレベルの装置のレポートまでいろいろ。

残念ながら上げてる映像の質が悪いので、それぞれのメソッドの長所短所は判読出来ない。でも、機材そのものの構造や動きがわかるので、結構参考になる。

なまりがすごいおっちゃんですが、ゆっくりしゃべってるせいもあって聞き取りやすいかも。

まずはご参考下さいませ。

ロンド・コピーチューブ8+デジ一眼で8ミリをPC取り込み

rondo.jpg

今は亡きロンド写真用品の”コピーチューブ8”は、35mmフィルム一眼レフカメラに装着して、フィルムを直接撮影するための器具。
レンズも何にも組み込まれていないただの筒ですが、8ミリフィルムの1こまを紙焼き写真に立ち上げて上映会のチラシの素材にしたり、特撮映画制作では35mmスライドに立ち上げてスクリーンプロセス(リアプロジェクション)合成の素材とかに使われていました。

映写した映像を撮影するのとは違い、直接フィルムを撮影するので、映写レンズの性能やスクリーンなどの仲介物が入らず、画質が新鮮であるという利点がありました。またすぐにセッティングできるのもよい点。

で、これをデジタル一眼レフに付けてコマを撮ったらぐっとキレイな取り込み画像が出来る出来るのじゃないかな?というのがワタシの仮説。

残念ながら、コピーチューブが対応するフルサイズデジタル一眼レフをもってないので、私は実験が出来ませぬ。
(数万円のデジタル一眼レフは、大抵APC-Cサイズの撮像素子で、これはサイズが合いません)

実際に撮った写真を見せてもらいましたが、フィルムのゴミまでぐぐっと拡大されたものすごく分析的なお写真が仕上がります。
ところどころ未現像なのか、単色の部分でも細かい黒い粒があったりとか、ルーペで見ててもなかなか気がつかないところまでくっきりはっきりと。

8ミリフィルムの一こまって、そーいうノイズっぽいところまで含めて大量の情報を抱えてるんだなと、いまさらながらにビックリしました。

さて、そうするとHD画質のテレシネが出来るのではないかとお思いの方もおられるかと。
フィルム1本50ft=15メートルが3600コマ。この膨大なコマ数の撮影方法をなんとか考えないといけないですね。
手作業でやったら大変!

ともあれ、一こまだけ撮るならあっという間に終わります。
該当するデジ一眼とコピーチューブ8をお持ちの方はいっぺんご覧になっている価値はあるかと思います。お試しアレ。

高画質テレシネ研究 フィルム直接撮影式 その1

tv515_telecine_test02.jpg

ダイレクト撮影式のテレシネは、フィルムを直接撮影する方法。

他の家庭向けテレシネ、
スクリーン撮影式・半透過スクリーン撮影式・エリアルイメージ撮影式は、
素材フィルムとビデオカメラの間に、

1.映写機レンズ
2.スクリーン/半透過スクリーン/エリアルイメージ用の片凸レンズのどれか

と、それぞれ2行程も介在するため、どうしても素材フィルムのデータとは異なって行ってしまいます。

ならば全部取っ払って、フィルム直接撮影しちゃおう、
フィルムに出来るだけ忠実に、出来るだけ解像度が高い映像をえられるはずです。

直接撮影式をすでに導入して、実績をおもちのお二人、
HosukeFilmさん 『HosukeFilm 8mm』
アキオさん 『家庭で出来る高品質テレシネの研究
お二人のご協力にて、今回の実験は成立してます。

[使用機材] 一番のポイントは、フィルムを直接撮影するためのマクロレンズ。

HosukeFilmさんがいいレンズを推薦してくれました。

マクロレンズ…オリンパス 80mm F4マクロレンズ+エクステンションチューブ
35mmフィルム一眼レフ用のレンズです。

ビデオカメラ…ソニーDXC-390
Cマウントレンズ交換式の3CCDカメラ

レンズアタッチメント…OM-Cマウントアタッチメント
マウント変換用です。製造終了品なので、HosukeFilmさんが貸してくれました

映写機…オリテックTV-515
今回はレンズの実験なので、この映写機じゃなくてもいいのですが。

[セッティング] 意外にすぐ終わるが固定が大変

映写機のレンズをはずし、レンズを装着したビデオカメラで映写機のゲートに覗いてるフィルム面を狙います。画面いっぱいになる位置とフォーカスを探れたら、カメラを固定して終了。

[結果] シャープな画が撮れるが問題点あり

レンズが優秀で、かく余計なものが中間にないので、非常にシャープな画が撮れます。いい傾向であります。 しかし…まだ実用になりません。問題点山積みです

[問題点と課題] 振動抑えと、映写電球探し

問題点は、映写機の振動。もともとこの映写機、指で触れただけでグラグラします。
マクロレンズで撮影すると、映写時の間欠運動に合わせて、振動がダイレクトに画に現れるのです。なんとかしてこれを抑えなくてはなりません。

もう一つの問題点は、映写機が明るすぎること。
オリテックTV-515は12V100W電球ですが、10枚羽根できわめて投影時間が短いことと、電球の前に乳白色ガラスがはめ込んであり、光量をぐっと落としてます。
でも、それでもだめ。明るすぎます。

オリンパスの80mmレンズは、f32等の小絞りでは画が極端にぼけます。f5.6辺りが一番シャープです(露骨に画質があがります)。
しかしそれでは全く以て白っぽい画面で、かつハイライト部は明るすぎるのか、CCDがまぶしくて悲鳴上げているかのように、白くぶっ飛んだ上にぼんやりとにじんじゃってます。

ですので、映写光量をもっともっと下げないといけません。

[他のテレシネ法との比較と展望] 研究継続決定。問題は固定と光量。

いい半透過スクリーン用意しても輝度の高い映像は再現できない半透過テレシネ
片凸レンズの色収差が出てしまい、映像周辺部の色ズレが起きるエリアルイメージ式
良くも悪くもお手軽なスクリーン再撮影式、

それぞれの問題解決するのは難しんですが、
直接撮影式の問題点は割とシンプルに解決しそうです。

というわけで、研究続行。
うまく使えるようになれば、人の作品もテレシネ出来るサービスの提供法を考えたい。

テレシネ実験その1

ビデオカメラも動くようになったので、テレシネ実験をしてみた。

ねらいは、

○ソニーDXC-390での画質チェック
画像解析などにも使われるCマウントレンズ交換型のビデオカメラ。
レンズの選択で、フィルム直接撮影方式のテレシネにも対応化。

telecine01.jpg

○ソニーVCR-16Cとの組み合わせチェック
16mm映写機の50mmレンズ専用のCマウント式ビデオカメラ用のレンズがあるのですが、
これが(たぶんだめだと分かりながらも)使えたらいいなとチェック。

vcr_16c_01.jpg

 

vcr_16c_02.jpg

 

○エリアルタイプテレシネの画質チェック
今回使用するテレシネ専用映写機、オリテックTV-515には空中像撮影式のアタッチメントTL-1001が用意されていました。

tl1001.jpg

オリテックTV-515は、スクリーンに投影しても画像はとても暗く、通常の鑑賞にはまったく向きません。まさにテレシネ専用機です。これは、フリッカー防止のための10枚羽根による照射時間の短さに加えて、光量減少用の遮光板が内蔵されているためです。

フィルムを直接撮影する方がより解像度は上がるのでありますが、
少なくともエリアル方式はスクリーン投影よりも解像度は高くなる可能性があるので、
まあ、試しにエリアル方式の絵柄を見てみよう、と。

orytectv515.jpg

 

○このシステムが使えるかどうか
上記を段階をへてチェックした後、果たして使えるモノなのかどうかを
見極めたい、というのが真意。

8mmと16mmだけのテレシネ動画アップページvimeoに登場

http://www.vimeo.com/super8/

vimeoは、動画シェアサイト。YouTube的なものであります。
今までもスーパー8や16mm映像の投稿がありましたが、上記のようにカテゴライズしてまとめたそうなのであります。

“dedicated to super 8, single 8 and 16 mm films on Vimeo.”

とのことで、スーパー8、シングル8、16mmに特化してるのでありますね。

ここのテレシネ映像の下には、フィルムやテレシネ技術などが書かれているモノもあります。
かなり参考になるので、参照されてみてはいかがでしょうか。