4年ぶりに開催された8ミリ/16ミリによる映画祭「シネヴィスシネマ2009」。
2デイズの初日、9月21日におじゃまして参りました。
会場は東京は高円寺の「座・高円寺2」。とても大きくてキレイなホールです。
【Bプログラム 映像作家特集】
初日の午後遅くからのBプログラム映像作家特集から見ました。
招待作家は山田勇男、山崎幹夫、寺嶋真里のお三方。
寺嶋真里
「天使の赤い臍」(33分/2005年/8mm→DV)
山崎幹夫
「VMの夢想」(8分/1989年/16mm)
「富士山へ飛ぶ夢を見るまで」(26分/2005年/8mm)
山田勇男
「青き零年」(37分/1989年/8mm)
上記4作品の上映後に、壇上にて山崎幹夫さんの進行で鼎談。
休憩と入れかえをはさんで、Cプログラム。
こちらは(8ミリ・1カートリッジ部門)というコンペ企画です。
名前の通り、8ミリの1カートリッジを無編集撮影した作品です。
カメラ内編集でどこまで完成度高められるかがポイント。作る側も見る側もスリリングであります。
昔からよくイベントで行われて、海外の小型映画上映会でもよく行われている、おもろい企画です。
ということで、エントリー作品はまるっとシネヴィスシネマ映画祭のサイトから転載。
「梅と金魚」 簑輪要佑/Fujichrome R25N/Fujica Z800/2009
「チョコレートの箱の中」 鹿田楓/Ektachrome 64T/Minolta XL400/2009
「銀座夜景」 Hosuke Film/Kodachrome 40/Canon 310XL/2009
「柚乃の視点」 今村敬一/Fujichrome R25N/Fujica P300 Sound/2009
「8ミリ∞シリトリ」 高遠瑛/Fujichrome R25N/Fujica P400/2008
「跨線橋の14時」 簑輪要佑/Fujichrome R25N/Fujica Z800/2009
「delight」 藤澤まどか/Fujichrome RT200N/Canon 518/2009
「オレンジを踊れ」 大谷高美/Ektachrome 64T/Leicina Special/2009
「talk離す僕を遠く」 鈴木余位/Fujichrome RT200N/Canon 518SV/2003
「たろうの冒険」 バーゲンブロー/Fujichrome R25N/Fujica AXM100/2009
「路地提灯」 大西健児/Ektachrome 64T/Canon 1014XLS/2009
「下北沢で会いましょう」 出射広海/Fujichrome R25N/Fujica Z800/2007
「動物園に行こう!!」 小林亜沙子
「Visitor」 磯部真也
【意外に多いスーパー8と16ミリ出品】
こうやってみるとシングル-8が多いのですが、本上映会全体ではシングル-8とスーパー8が拮抗してます。
シネヴィスがスーパー8好きというのが大きいのでしょうかねえ。それともイベントの協賛でコダックが入ってるからかしら。
あと、これはその次の日の出品作品のコトですが、以前より16ミリ作品が増えてるような気が。プログラムの裏表紙にもコダックがVISION3 500Tの広告載せてましたし(この辺は欧米の上映会プログラムや、小型映画雑誌の裏表紙と一緒)
【映写はエルモGS-1200クセノンを2台】
映写にはエルモGS-1200XENONを2台投入されてました。
これだけ大きい会場だと高輝度で名をはせるGS-1200でさえも映像が暗すぎてさっぱり分かりません。
で、実はGS-1200にはぐっと明るいクセノン電球というのを組み込んだ特殊仕様の「GS-1200クセノン」というバージョンがあったのであります。(軽自動車買えたぐらいの定価!)
その超高額映写機を二つ投入。残念ながら、この映写機に使うクセノン電球はもう製造終了&在庫僅少でなかなかブツが出てきません。切れたらえらい高い電球ですし、こっちははらはらものであります。
さて、そのクセノン映写機でもやっぱりこれぐらいの大きな会場だと映写画面は暗い。
これ以上を求めると・・・一般市販の映写機ではもう存在しないので、サイト「素人による8ミリ映画の部屋」主催の松田さんが作った、特別あつらえの映写機とかになっちゃいます。この映写機を使った上映会は10月3日に開催されるので、そのハイパワーぶりをごらんになりたい方はご参加アレ。http://www.h4.dion.ne.jp/~s8mmeiga/
【受賞作は!?】
ずいぶん脱線しました。シネヴィスシネマ映画祭のお話に戻りましょう。
さて、肝心のコンペの結果や如何に?!
どの作品が賞を取ったかと言うと…これはシネヴィスシネマ映画祭のサイトをご確認くださいませ。
http://www.cineviscinema.jp/
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