都内有数の規模を誇る有名リサイクルショップにやってきました。
ビル2つ丸ごとリサイクル品でびっしりで、ジャンクコーナーも広いです。さぞかしたくさんの8ミリ機材が埋もれてることでしょう。
さっそく、カメラジャンクコーナーを観てみますと…
エルモサウンド650S
キヤノンオートズーム318M
チノン200/8XLパシフィック
ベル&ハウエル1218
フジカZXM300
フジカ P500 Sound
フジカ P1
フジカ P300
フジカ Z450
エルモ 8S-600
…うーん、おなじみ機種がちらほらと言う程度ですね。しかも状態がかなり悪い。正直なところ、期待外れです。
しょうがないので、この中でもきわめて状態のひどい、
フジカP300
を拾ってきました。
ごらんのとおり、蝶番はサビだらけ。レンズカビだらけ傷だらけ、メッキも錆が浮いてます。
そして電池ボックスを開けると、見事に破裂してます。これ以上は無い!というぐらいに立派なジャンク品です。
しかも電池同士がサビで貼り付いて、抜けないと。なんかむきになってきたのでインパクトドライバ突っ込んでぐりぐり強引に電池をへし折って抜きます。
そしたらあら、グリップ内部の電池端子は全然サビてません。奇跡だ。
新品の単三電池4本を入れてみたところ…お!動くわ。
P300は露出計駆動のために、H-2D(HS-2D)2.6V(2.7V)水銀電池が必要です。下の写真で指さしてるのがH-2D水銀電池です。
でも、水銀電池は環境に悪いよ!と全世界的に製造終了してずいぶんと経ちます。新品は用意できません。
でも、使える代用品があります。
H-2D電池アダプター(関東カメラサービス社製)1つ
SR44酸化銀電池(またはLR44アルカリボタン電池)2つ
これらを組み合わせれば、H-2Dタイプの水銀電池を使う8ミリカメラの露出計はたいてい動きます。
H-2Dのマイナス極が本体向きで入っていたので、
同じにSR44のマイナス極が本体側を向くように入れます。
さて、露出計の針もまあ、大体こんなもんでしょ、と言う程度に動きました。
しかしこの光学系のカビのひどさ…どうにもなりません。
これを分解して直すのはワタシには無理ですし、そんな手間かけるぐらいなら、別な品を買った方がいいです。
本機は電池ボックス周りがキレイなので、修理部品として保全しておきますことに決定。
ボディの錆をザックリ落として、
ジャンクボックス行き。
次の街のリサイクルショップには何があるかな。
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