8mmフィルムを劇場用映画に使うこと

2008年4月8日 | By muddy orihara | Filed in: イベント.

うーん。チェックミスであります。
『砂の影』

ユーロスペースでの上映は、先日終わってしまっていますね。

これは全編、Beaulieu6008Sで撮影されているそうであります。

つまり、スーパー8撮影作品であります。

しかしけっこう出てきましたね。8mmを使った劇場用映画。
ここ二三年を振り返るに自分のブログに書いただけでも、

虹の女神』(2006)
監督:熊澤尚人
出演:市原隼人/上野樹里/蒼井優/酒井若菜/鈴木亜美/相田翔子/小日向文世/佐々木蔵之介

世界はときどき美しい』(2006)
監督:御法川修
出演:松田龍平/市川実日子/片山瞳/松田美由紀

眠り姫』(2007)
監督:七里圭

に続いて4本目。

そして、今年には原将人さんの新作
『あなたにゐてほしい I Wish You Were Here!』があります。

『虹の女神』は8mm映画製作を描いたお話で、シングル8マガジンにコダクローム40フィルムを詰め直してZC-1000で撮影するなんてマニアックなネタがさらっと描かれてます。
劇中劇ではホントにそれで撮られてますし。80年代末?90年代初頭の大学映画サークルの雰囲気そのまんまで照れます。

『世界はときどき美しい』は撮影監督の芦澤明子さんがシングル8/スーパー8取り混ぜて撮りあげた作品。
しかし、この映画の緑のキレイさにはビックリ。芦澤さん曰く「これがフジクロームの”緑”なんです」とのこと。もちろん色を立ててるのでしょうが。

『眠り姫』は、使われた8mm生フィルムが十数年前に製造終了しているエクタクローム160Aだというのがポイント。当然変色してるしもコントラストの低下も起こしてるわけですが、これが印象的な映像になっております。

この他にもきっとあるのでしょう。回想シーンなんか入れればタップリあると思います。
以前は8mm映像を使うのは敬遠されたモンで、本編まるまる一本を8mmで作っちゃうなんて想像はするモノの現実味が全然ありませんでした。
それが今では何個も登場している。

これはテレシネ&キネコのテクノロジーの裏付けで始めて成立したものでしょう。
しかし技術があっても使うかどうかはまた別のお話。

となると、なんで使うんでしょうかね。その辺になんかキモがあるのでございましょう。


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