2013年9月28日、廃墟8ミリで著名な関根博之さんの作品上映会『第一回廃墟の魔術師、関根博之の廃墟8ミリ映画』に行って参りました。
上の画像は、当日配られた資料の表紙です。
上映作品は、『U.O』(1992年)『U.O 5』(1997年) 『石のしずく』(1997年)
いずれもシングル-8フィルムによる8ミリ映画。
『U.O』って謎めいたタイトルはUnidentified Object=未確認物体の意味。(間にFlyingが入ってりゃUFOであります)。
でも、ほんとは今でも残ってる府中の元米軍基地のパラボラアンテナのことなんですね。
新高円寺駅から、阿佐ヶ谷美術専門学校へ行く道。道なりに行くと間違い。写真奥の中央の細い路地を縫っていくと正解。
『U.O』シリーズに間に合わず、東大の学生寮取り壊し工事の経過を見つめた作品『石のしずく』の途中から鑑賞。
関根博之さんは本リーフレットの中では、破壊を続ける重機、ブルドーザーの音に悩まされたとあります。
上映後に、水由章(http://www.mistral-japan.co.jp/)さんと関根博之さんとのトークショー。関根博之さんの愛器は、キヤノン5I8SVのシングル-8版とのこと。それもぶっ壊れたとかおっしゃっていたが、今はどうされてるのだろうか。フィルモグラフィーにはここ数年の作品歴がない。
上映は関根氏持ち込みによるELMO GS-1200 XENON。音声はMDから同期なしでポン出しとのこと。
また、会場には8ミリ撮影に併せて撮影していたスチル写真のアルバムも置かれていた。こちらはまた8ミリとは全然違うアプローチで、ディテールをつぶさに見つめる愉しみにあふれてます。
第二回目の上映会は、10月12日に、阿佐ヶ谷美術専門学校521教室とのこと。
■第2回 上映とトーク 10月12日土曜日14時〜17時
☆『山王ホテル』(1990年・14分)
永田町にあった山王ホテルの解体現場
☆『六本木の廃墟』(1992年・55分) 港区六本木フィリピン大使館跡
☆『MAYA Vol.2』(2002年・50分) 1930年に神戸市・摩耶山中腹に建てられた摩耶観光ホテルの廃墟
★トーク 8ミリ、アナログメディア/デジタルメディア
関根博之 西村智弘(映像・美術/評論・研究)
主催:アナログメディア研究会 代表:太田曜
事務局:阿佐ヶ谷美術専門学校 末岡一郎
協力:阿佐ヶ谷美術専門学校
詳しくは主催のアナログメディア研究会
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