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4月1日 猫電車で台湾猫と日本ねこのフィルムを現像しにいく

4月1日、世田谷の某ガレージ現像所にまたまたお邪魔しました。

お邪魔が”またまた”な歴史はこちら↓

「ナゾの未現像フィルム」の不思議のナゾを解かねばならぬ

9/9 自家現像パーティでナゾのフィルムを現像した

2月に台湾で猫を撮ってきたんですが、このシングル-8フィルムを現像したいのです。
「千と千尋の●隠し」のモデルになった九份にはねこがいっぱいいました。当然撮りました。(いぬもいっぱいいました)

でも、フィルムがまだ少し残ってるから現像しちゃうともったいないです。なので、修理したZC-1000で今度は日本のねこを撮ろうと思うわけです。

猫が出没すると都市伝説でウワサされる公園できょろきょろしてたら、
「どっこいしょ」

と目の前にねこが座り込みました。


レンズの前に座り込んだんですから「さあ、わたしを撮りなさい」このねこは言ってるのです。そうに決まってる。

シャーと走行ノイズが出ても、びっくりも逃げもしません。やっぱり撮られたかったのですね。8ミリ好きのねこと断定。

めでたくフィルムエンド。いざ世田谷へ。いつもの現像所です。

そこに向かう途中もねこだらけです。ねこづくしです。これはつり革。

猫電車です!じぶりみたいですね。

さて、割とサクサク現像は進んでいきますが、
自分の現像作業レポート用の撮影ができませんから、タンクの写真でご容赦。

ワタシが終わる頃にはいつもと同じく、老若男女(…って”老”はオレだよ!)のみなさんが持ち寄ったフィルムを順番通りに現像していきます。

そして、現像待ちの人と終わった人たちは皆さんが持ち寄ったお菓子とサンドイッチとつまみとお酒で、だんだん盛り上がって参りました。

毎度のパターンで人が集まりすぎて現像が終わらない終わらない。終わった人から試写をします。これはモノクロネガ現像ですね↓

全部上映していたら夜中になっちゃいます。

なので、居残りさんを残して近所の串カツ屋さんに向かいます。入りきれません。

たこ焼きを焼いてみました。ちょっと焼きすぎました。

そしてそもそも現像結果はどうだったのか…後日ご案内致しましょう。

会社や学校で言えば4月1日は新年度であります。新たな年の訪れに乾杯であります。
今年(度)も楽しいものを作るために楽しんで参りましょう!

はらっぱ祭り 映像インスタレーション&W.S. 2017

フィルム(8mm,16mm)で映像インスタレーションを作るワークショップです。フィルムで作られた映像インスタレーションを第29回武蔵野はらっぱ祭りで上映、公開します。

1) 10月7日(土)14時から18時

小金井市中町天神前集会所(小金井市中町1-7-7)
W.S.第一回 はらっぱ祭りでの映像インスタレーションについて。撮影機材の使い方、撮影機材貸し出し。 17時から18時くらいまで 武蔵野公園はらっぱ祭り会場下見

2) 10月21日(土)10時から19時位

小金井市中町天神前集会所
W.S.第二回 撮影したフィルムの自家現像 8mm,16mm,モノクロ。

3) 10月28日(土)14時から18時

小金井市公民館貫井北分館(小金井市貫井北町1-11-12)
W.S.第三回 フィルムをループにしてインスタレーションにします。 映写機使い方。

4) 11月4日(土)、5日(日)

武蔵野公園 第29回武蔵野はらっぱ祭り (http://the-harappa.net/ )

はらっぱ祭り、映像インスタレーション本番。W.S.参加者はここで作品を発表します。
映像インスタレーションでこの時だけの参加も歓迎。

◆◆◆ W.S.は3回全て参加とはらっぱ祭りでの発表が基本です。フィルム現像だけの参加は出来ません。
◆◆◆ 作品があれば映像インスタレーションだけにも参加出来ます。
◆参加費:1.500円 + フィルム代実費 + 映像インスタレーション実費
◆定員:15名(8ミリは未経験者可、16ミリは単体露出計で露出を測って撮影出来る人)
◆申し込み期限:10月5日木曜日まで
◆申し込み、問い合わせ:distortedcinema-workshop@yahoo.co.jp 太田曜(オオタ ヨウ) ※@を小文字に
◆主催:8mmFILM小金井街道プロジェクト
◆協力:日本映像学会 アナログメディア研究会

はらっぱ祭りは雨天決行、映像インスタレーションは雨天の場合は中止です。
参加費:1.500円 貸出機材、現像薬品(モノクロ)8ミリ用リール1個、白リーダー、が含まれます。カメラ、映写機、などは貸し出ししますが、お持ちの方はご持参下さい。
プラス: フィルム代実費 8ミリモノクロフィルムTRI-X(2780円9月19日現在ヨドバシカメラ)は値上げが予告されています。
プラス: 映像インスタレーション実費は発電機レンタル代、ガソリン代などの実費割り勘額、になります。およそ1.500〜2.000円 / 一人程度を予定しています。参加者の人数や天候によって変わります。
定員:15名(8ミリは未経験者可、16ミリは単体露出計で露出を測って撮影出来る人)

 

「ナゾの未現像フィルム」の不思議のナゾを解かねばならぬ

9/9 自家現像パーティでナゾのフィルムを現像した」の記事の続きですので、先にそっちをお読みくださいね。

ワタシの家にはナゾの未現像フィルム、撮影途中のフィルムが多いんです。

どうせまともな画が出ないのですから捨てちゃっても良いんですけど、せっかく撮影されたフィルムですから、何が写ってるか知りたくなりました。

でも、どんなフィルムでもOKかというとそんなことはなくて、コダクロームのカラー現像はまあほとんど無理ですし、フジカラーも同様。フジクロームやエクタクロームは自家現像でもカラー現像できますけど。

でも、そもそもすんごく古いと乳剤が劣化してて映像出ません。

だから、「インスタントコーヒーで使用期限切れの8ミリフィルムを現像する」で、モノクロネガ現像が確認できた、上の写真の[5]番めのフジクロームR25をカラーリバーサル現像してみることにしました。

何度も書いてますが、この[5]番のフジクロームR25は1998年使用期限のフィルムの山に入ってたモノ。ホントに1998年モノならそこそこカラーの画が出るはずです。

しかし、現像結果はそんな予測を裏切るモノでした。ほら↓

なんだこれ超人ハルクかよ!緑色一色じゃないか!

想像するに、乳剤の表面の層が現像液に耐えられずに溶けちゃったけど、奥の方の緑の層は残ったからかろうじてうっすら画が見られる、そんなところですかねえ。絶対にこのフィルム1998年より前に使用期限切れになってる。違いないっす。

映写しても何が写ってるかよく分からないので、Minetteの名機、Viewer Editor S-5と乾電池駆動のライトボックスと10倍のルーペを持ち出して、一コマ一コマチェックして診ました。

フィルムのあたまはもう、すっけすけのスヌケです。何も写ってません。

十秒分ぐらい観ていくとうっすら画が出てきた!どうやら海岸を走る車窓から撮ったようです。

また、薄い緑の中に映像が埋もれてしまった。そういうところはエマルジョンがはがれまくってますね。

しかしこの被写体自体、どうみたって1998年じゃない。もっと前だ。

…あら、何か看板です。この看板にはなにがかいてあるのかな?

うーん、画が薄すぎてさっぱり分かりません。

険しい岸壁を横目で見ながら、車は走ります。ドア横のフェンダーミラーが、時代性を予見させます。

わかりにくいですが、右側の岸壁になにやら看板めいたモノが設置されてるのですが、さっぱり判読できません。

おっ!とうとう時代の指標が登場です!
マツダコスモ!1975~1981年の6年間リリースされていた車です!

これで大体、撮影された時代は分かってきました。1998年なんて大間違いでした。1980年前後デスねこれ。

時代はわかった。でも一体ココはどこなんだ!
またまた車窓からの撮影シーンが始まりました…おっとトンネルの看板だ!これはボーナスヒント!

ルーペでよく見ると、はっきりこう書いてあります。

今庄トンネル

…福井県だ!福井に向かう旅行記なんですねこの映像は!

ナゾはほとんど解けました。あとはこれは一体誰が撮ったのか…それはもう、どうにも分かりません。

さて、フィルムも最後のシーンに近づいてきました。
上手から下手へ移動する人物です。

ん?なんか看板がありますよ?

よくわからないなあ…映写してもわかりにくかったので、つぶさに見直しますと…

ルーペで観てみましたがほんの1コマだけ、看板が読めるコマがありました。

そこには、

ダイヤモンドクラブ 敦賀休暇村

とありました。

もう分かりました。
この映像は1970年代末から80年代頭にかけて、敦賀の方に向かってドライブをした記録映像です。最終目的地はダイヤモンドクラブ 敦賀休暇村。じっチャンの名にかけて。

ちょっと調べてみましたが、どうやら現存しないホテルのようです。数年前は廃墟として北陸で少し名の通った物件だったようです。感慨深いです。

しかしこの8ミリ、最後の最後で見事にいつどこで撮影されたのかの回答が仕込まれてる辺り、なぞなぞとしてとても面白かったです。

人の営みや記憶が、現像されずに放置されたまま…そのままそっとしてあげても良いのでしょう。

でも、今は、今回のこの良く出来たなぞなぞフィルムの体験で、記憶の発掘作業ががぜん、面白くなってきてしまいました。

9/9 自家現像パーティでナゾのフィルムを現像した

9月9日土曜日、世田谷の現像所で毎度おなじみの自家現像パーティに参加して参りました。

ワタシはこの日、BOLEX H16 REX-5で華麗に撮影をキメて、加齢に16ミリデビューを飾ろうと思っていたのですがいろいろとありまして断念。

その代わりに1998年頃に開封されたと語り継がれてるフジクロームR25を持って、現像所に参りましたのです。

そうです、インスタントコーヒー現像で飛行機の像が出てきた奴です。

30秒ぐらい未撮影部分が残ってたのでワタシが今年6月に米軍機を撮りました。それが上の写真中央の飛行機です。いちおう画が出てるから、もしかしたらカラーリバーサル現像に耐えられるかもしれない!と思ったのであります。

さて、ところ変わって世田谷の現像所です。

夏が終わったばかりですので、今日は客足もまばらです。

夏を越して、妖怪スポンジもかなりくたびれて笑顔が痛々しくなってきました。

ワタシは古いフィルムの現像をするので、現像所所長に「一番最後です!」と言われました。素直に順番待ちます。

でも、暇です。今日は人が少ないから話し相手もいません。
しょうがないので酒飲んで待ってると、

女性陣が「おいしいパン屋さんに買い物に行きましょう」というので、ワタシもついて行くことに。

途中でヤシカYXL-100を持った男子が加わり、ひとかけらのおいしいパンを目指して4人の珍道中となりました。

ちなみにこれがヤシカ YXL-100。原子マーク。

おいしいパンのある西方浄土はどうやらここです。boulangerie sudo。ワタシもここは気になっていたのです。早速店内へ

そしてそそくさと戦利品を持って店外へ。記念撮影じーっ。

1980年代の大学映画サークルみたいだなあ…

 

さて、現像所に戻っておいしいパンをもぐもぐしてたところで、まだワタシの順番は回ってきませんので暇。暇に飽かせて…

とても珍品なWittnauer cine-twinを発見!こいつはカメラなんですが、映写機にもなると言うとてもヘンテコな機材なんです。


この現像所の所長はどっから見つけてきたんでしょう。

暇暇暇!
暇こいてたら、現像所所長が「コレ治してください」と、
ロンドのスプライサーを持ってきました。

これらは、穴が開いてないロールテープを使うスプライサーで、左側がS8(シングル-8、スーパー8規格)タイプ。右側がR8(ダブル8。旧型8ミリ規格)タイプですね。
スプライシングテープは16mmのテープスプライサー用の現行商品が流用できますので、LPLの穴あきテープが製造終了されて久しい今後は活用の機会がありそうなのよね。

所長曰く「上のカッター刃がはずれてしまうんです」ってんですが、たってこんなの引っかかるところにちょちょっと引っかかりつければこんなのは…2分で修理完了。

暇つぶしにもならねえぞ!

あー暇だ…ロマンスカー発見!

ロマンスカーと言えば、
ウルトラQのあけてくれ!ですよね。
ウルトラセブンの緑の恐怖ですよね。

ようやっと順番が回ってきました。何度もレポートしてますので現像の段取りは割愛。

上がってきたフィルムは…すんごく緑色!

どうやら劣化してて、現像液の刺激でエマルジョンも一緒に溶け出しちゃったらしい。ドライウェルにわかめみたいなゴミがいっぱい入ってましたし。

こんだけ劣化してるから、相当前から開封されて空気に触れまくってたフィルムなんだろうなあ…

でも、かろうじて何か像が出てる。赤いエマルジョンとか全部取れちゃったんだろうけど緑だけ残ってるので、薄いモノトーンポジ像になってる。とにかく映写できそうだ。

さて映写してみるのですが…一体これはなんだ?

これ、いつの映像だ?この風景はどこなんだ?そしてこ、この車は!?

以下、次回!

 

 

東京都写真美術館の「エクスパンデッド・シネマ再考」と8ミリ自家現像ワークショップにおじゃま

9月24日、「エクスパンデッド・シネマ再考」と、その関連イベント:8ミリ自家現像ワークショップにお邪魔してきました。

「エキスパンデッドシネマ」は映画館でスクリーンに上映するんじゃなくて、変わったところに、ヘンテコなやりかたで上映することですって。

東京都写真美術館で、8月15日から10月15日までの展示。

映写機何台も並べて同時映写する作品とか

フィルムをループさせて映写するしくみを使った作品とか

どれが作品なんだかパッと観てわからないけど作品だったりとか

飯村隆彦さんの作品とか松本俊夫さんの作品とか

地下の展示室にいっぱいあります。

かつてはライブパフォーマンスと組み合わさってた作品とか

16mmフィルムを35mmスライドにブローアップして、輪状に並べたスライドプロジェクタでドーナツ形スクリーンに投影するとか

学芸員の田坂さんがご説明くださいましたが、そのスクリーンはかつてディスコ?に置かれていたとかで、

作品は設置されていた場と密接に結びついてんですね。

そして、時代の匂いがすごくプンプンする。

資料展示の一角に、

「サイケデリック」

って書いてありますもん。ものすごく1960年代後半です。

表現の最前線を切り開く試みってずっと続けられてるんでしょうけど、こと60年代には「今までと違うモノ!」、今までのものを否定する攻撃的で破壊的な挑戦がされてた時代と言う印象がありますが、そんなのをビンビンと感じておりましたん。

 


8ミリ自家現像ワークショップ@東京都写真美術館地下

エキスパンデッドシネマの関連イベントとして9月23日&24日にワークショップが開催されていました。

8ミリフィルムで撮影して

現像して編集して

写真美術館の地下のスタジオでマルチ映写しよう、と言う試みですね

ワタシは、9月24日の発表上映会にちょっとお邪魔してきました。

すでに上映始まってます。みなさん壁をじっとご覧になってる。

 

こちらは今日はスタッフと出品者のお立場なのかしら。

ワタシは発表上映会だけ覗いてきただけだから感じるのかなあ、8ミリ自家現像ワークショップとエクスパンデッドシネマの結びつきをもっと打ち出してもよかったように感じました

だって、エクスパンデッドシネマを作るワークショップになってるんですもの。

ほら。

インスタントコーヒーで使用期限切れの8ミリフィルムを現像する

インスタントコーヒーでフィルムが現像できるんです。

インスタントコーヒーの他には…

インスタントコーヒー
ビタミンC
炭酸ナトリウム(洗濯ソーダ。重曹じゃないです)

と、現像薬品と言うよりもキッチンとか洗濯機のそばにある生活雑貨ばっかりとずいぶんとハードル低い感じ。

コレを試してみようと。とは言ってもノウハウが分からんのでコーヒー現像で検索。

世界各国でコーヒー現像は行われてて、「Caffenol」さんが情報の総元締めみたいなところというのがわかります。そして日本語のサイトもたくさん見つかりました。

その中で今回は「ちいさなひかり」さんのページを参考にしました。

これら6種類のフィルムを選びました。未現像フィルムってたくさんいただくのですが、せっかくだから何が写ってるのかみたいじゃないっですか。左上から順番に、

1.Kodachrome40
2.Kodachrome40
3.Ektachrome160 type G
4.Fujichrome R25(上下テープ止めの旧型)
5.Fujichrome R25
6.Tri-X

たぶん、4番のフジクロームR25はとても古いと思う。これ、画が出るかな…

準備です。コーヒーを計ります。

 

ビタミンCも計ります。

重曹(炭酸水素ナトリウム)をフライパンで炒ると炭酸ナトリウムが出来ます。アルカリ性が強くなるので手に触れると荒れますのでここからは手袋した方が良いです。

粉からぽこぽこあぶくが出てこなくなったら炭酸ナトリウム(洗濯ソーダ)になってます。

あとはコレ全部水で溶かして…現像タンクにぶっ込んで…

現像→水洗→定着→乾燥

はじめてのコーヒー現像はさて…

全体的に真っ黒けでOTZですが、よーく見ると、像が浮かんでる!
2段半開けた写真には、確かになんか浮かんでる。
しかも、今まで一度も像をむすんだことにないEktachrome 160 Type Gまでなにやら写ってる。
左から、
1.Kodachrome40
2.Kodachrome40
3.Ektachrome160 type G
4.Fujichrome R25(上下テープ止めの旧型)
5.Fujichrome R25
6.Tri-X
1.のKodachrome40は、人物が写ってますね。これは古い開封済みフィルムで初夏に撮影したモノです。
2.のKodachrome40は、以前通常の現像液で端尺現像してみてもダメだったモノで、やっぱり画が出ません。
3.のEktachrome160TypeGは下の方にフレームが写ってる。
しかし像ははっきりしない。こちらは今まで現像トライしてますが何も画が出てなかったモノなので意外です。

4.のfujichrome25は、今までどんな現像をしても全部真っ黒。芯から真っ黒。このフィルムだけはもしかしたら、いろいろカメラテスト用とかに使われて完全に感光しちゃってるかなあ。あと、このフィルムはやっぱり古いのよね絶対的に。

5.のfujichromeR25は、6月中旬に昭島でたまたま撮った米軍機がしっかり写ってます。このフィルムも開封済みを途中から使ったモノですが、今んところ何かしら像は出てます。

6.のTri-Xは、中外の印画紙用現像液でやったときよりはダメです。このフィルムの仕上がりはもっと良いだろうと踏んでたので意外です。

4.のフジクロームR25は何やってもダメそうなので、現像トライするのはあきらめましょう。また、2のコダクローム40もダメそうです。

コーヒー現像、意外にイケてます。もちろん、モノクロネガ現像しか出来ないので、あとでテレシネしてポジ画像にしないと何が写ってるか正確にはわからないんです。

未現像フィルムは、その古さや保存状況によってはリバーサル現像の行程に乳剤が耐えられないほど劣化してる場合もあります。そんな脆弱な未現像フィルムでも、負担の少ないモノクロネガ現像ならば像を結ぶことがあります。もしかして貴重な映像が映ってるかも?そんな期待を胸に、モノクロネガ現像、そして環境の負担の少ないコーヒー現像というのは、検討するに値する手段なのかも知れません。

ただ、コーヒー現像はやっぱり市販の現像液よりムラがあります。

7/30 8ミリフィルム現像パーティにおじゃま

8ミリフィルム現像パーティに、今月も参りました。

入り口には赤ちゃんのフィルムが、真夏の風にひらひらと舞ってました。

中にはいると…シングル-8カメラのデザインを多数手がけた、水川繁雄さんが現像に参加されておられます。ビックリです。

蒟蒻屋の娘が、またもや現像のお手伝いをかいがいしく務めています。

現像終わったシングル-8フィルム。これからバックコートをこそぎ落とす作業に取りかかります。

現像用スポンジで、フィルムにこびりついてるバックコートを、丁寧に擦り落としていきます。これがとてもめんどくさい。

バックコートが取れたら、安定浴をして、

 フィルムを干していきます。手伝ってるのは当現像所の所長。

フィルムをうんと引っ張り出して、だいたんに洗濯干しにフィルムをぶら下げていきます。

現像直後のフィルムはとても鮮やかな青色に染まっているのですが、乾燥するにつれては透明になっていき、被写体の姿が現れてきます。

フィルム現像の楽しみ、ここですねー。セミの脱皮みたい。観てるとどんどん完成されていく。生き物ですね。

蒟蒻屋の娘が蒟蒻屋たるゆえんはこの、前掛けであります。

 

さて、この「ドッカンbyフジカワ」というのは何だろう…

なんと!これは現像用タンクであります。塩ビパイプを加工して作った自家製とのこと。2.5リットルも入るので、これだったら16ミリフィルムを50フィートぐらい現像できますね!

(ワタクシは今、16ミリカメラをいろいろと準備してるのです)

さて、現像パーティもだんだんと人が増えて参りました。現像所の奥では、映画関連書籍を読みふける若人たちの姿が。

読んでる人たちと、それを見つめてる人と、現像補助を続ける人といろいろです。ちなみに黒いシャツの女性が読んでる本は私も持ってまっす。

と、この辺りですっかり酔いが回ってきてしまいまして…あとはなんだかずっと寝込んでました。

お酒強くないんですが、なぜか安いぞうさんワイン1本ひとりで飲んでしまい…もう何が何だか。

みなさん、フィルムを現像するときは体に毒な薬をいっぱい使うので、お酒を飲んだりしてはいけませんですよ。

 

8ミリ日が沈まナイト@千歳烏山

 

5月27日土曜日、千歳烏山駅前で路上演劇祭と言うイベントがありました。

 

路上演劇祭というので、駅前でお芝居してるのかと思ってましたら、ゆったりとバンドが演奏したり、


自作の詩を朗読したり、


昭和のヒットソングをカラオケ熱唱したり、パントマイムをしたりと、素人さんの芸の無礼講地帯となっておりました。

さて、そんな路上演劇祭の中で開催される「日が沈まナイト」は、数時間で8ミリフィルムの撮影→現像→上映までやりきっちゃう!イベント。まさに八甲田山なみの強行軍、大いそがしな企画ですね!

というわけでテントを覗くと、バリバリ現像してる。

んで、バケツでフィルム晒してる!

 

んで、 フィルムを干す!

そしたら映写機のセッティングをはじめて…

ついでに看板なんかこしらえて。

看板作ると、通り過ぎる人たちが質問してくるナイト。いやデイ。答える阿部さん。

残念ながら私は上映会までは視られませんでした。

上映会の模様は、「8mmFILM小金井街道プロジェクト」のfacebookで視られますよ。

https://www.facebook.com/8mmFKKP/

使いやすい現像タンクはどれだ!?

2回ほどインスタゲン現像タンクで8ミリフィルムを現像してみたが、どうも現像液の注入&排水に時間がかかりすぎるようだ。

現像し過ぎとまた現像ムラを回避したいので、できるだけ注入と排水は短時間で済ませたい。

まず、インスタゲン現像機にお水を入れてみる。インスタゲン現像機はだいたい500ミリリットルで済むのだが…

なんと、注入に約1分もかかるのだ。これ以上早くするとあふれちゃうから早くできない。うーむ。

続いて排水は、 

インスタゲン現像機の排水は約22秒ぐらいかかる。

続いて、LPLで売られてた旧型のオールステンレスタイプの現像タンク。これは大体1リットルの現像液が入る。8ミリの現像には昔からよく使われてるサイズはコレ。

注入は18秒ぐらいで済む。インスタゲン現像機の1/3の時間であります。

続いて排水は…おおよそ10秒。

インスタゲン現像機は、普通の写真用現像タンクの半分の現像液量にもかかわらず、現像液の入り口が狭いために、

注入で3倍、排水で2倍の時間が必要になってる。

現像時間の調整でどうにか対処できるモノか?それとも難しいか?まずは買ったばかりのLPLステンレスタンクの自家現像実験をしてみよう。

8ミリフィルム専用現像機で30年前のシングル-8フィルムを現像してみた-その4-

1988年に使用期限切れのシングル-8フィルム「FUJICHROME R25 SOUND」の現像結果は…

ちなみにリールはTAYLOREEL製。

もう一度おさらいしておくと、

テスト状況
・1988年9月に使用期限切れのFUJICHROME R25 Sound
・30年前から開封済み。最長30年間空気に触れてた
・途中まで撮影されていたので、追加撮影した
・追加撮影カメラはFUJICA ZX550 Sound。

チェック項目
・30年前のフィルムを現像したら画が出るか?色が出るか?
・既撮影箇所と、追加撮影した部分で違いが出るか?
・このカメラは今でも同録できるか?

現像薬剤 TETENAL COLORTEC E-6 3-BATH KIT
現像機材 Super8 Daylight Tank(=インスタゲン現像機)
現像手順(予定)
1.ドライウェル 3分
2.ファースト現像 6分
3.水洗 4回
4.カラー現像 4分
5.水洗 4回
6.漂白 4分
7.安定 5分

実際の行程(実際)
1.ドライウェル 4分ぐらいかかった
2.ファースト現像 7分ぐらい/現像液を十分に入れなかった
3.水洗 5回以上
4.カラー現像 4分
5.水洗 4回
6.漂白 4分
7.安定 5分

と言ったぐだぐだな行程で仕上がったのは…

ほのかにピンクだけど、とても透明なフィルム!

30年前に撮影された部分と、2017年4月16日に撮影された部分は、うっすら濃度が異なる
30年前の撮影部分はまったく像が見えない。
追加撮影部分は電車から外を撮ったところ…つまり絞り開放状態で屋外がピーカンで白飛び起こすような露光状況でかろうじて何か写ってるな…と言う程度。

コマを抜いてもまったくわからないため割愛します。

ファースト時で、現像液がタンク内に足りていないことを現像所の所長さんから指摘された。
後から継ぎ足すが、タンクが傾いていたために注いでもあふれてしまう。

そう、インスタゲン現像機は水平なところでないと作業できないのです。ここが最大のミス。

パーフォレーションの上に磁気帯があるのでわかりにくいだろうが、パーフォレーションの間が現像されていないようだ。本来、未露光で黒く残る箇所だが他の箇所も透き通ってしまってるところから考えるに、これは未現像だと考えられそうだ。つまり、現像液が触れてなかったようだ。

拡大してみてみる。マイネッテS-5エディタの画面でわかりにくいが、左側の帯が上記の未現像部分。中央は乳剤面が割れてはがれてしまってるところ。既撮影部分はこのように乳剤が割れてしまってるところが散見された。

指さしている部分から濃度が変わってるのがおわかりいただけただろうか。左側が追加撮影部分だ。

この辺りも、パーフォレーションから上が未現像のまま。(未露光の可能性もないわけではない)

未現像領域が太くなる。普通はここまで黒い部分は画面領域まで食い込んでこない。つまり現像出来てない。

エディタ画面では、はっきりと左側に黒い縦帯が入ってしまう。

うーん、いろいろと失敗しています。
インスタゲン現像機で現像するためには、下記の2点は必須で、

・水平な場所にインスタゲン現像機を置いて作業する
・現像液は十分に、しかも速やかにタンク内に注入し、速やかに排出する

そして、ボトル式の現像タンクとは、攪拌時間とか反応時間とかが違うかも知れない。

薄いピンク色で透き通っちゃったのは、フィルムが古いせいなのかワタシの作業がまずいのか分からない。だから、

・新しいフィルムでテストしてデータをとる

この作業が必要。

当家には1987年から開封済みのフィルムだってあるのだ…

それどころかシングル-8はまだこれだけ手元にあるのさ…ほとんどが90年代のストックで2000年代のフィルムは10本ぐらい。

しかし、この件を書いたところ、トルコから「80年代のフィルムなんてオレにとってはFresh Stockだ!」と少し変わった勇気をくださる人が出てきた。

また、古いフィルムはカラー現像をあきらめてモノクロネガフィルムとして使えばよいと、大西健児さんに以前から示唆頂いてる。やはり80年代のフィルムはもう厳しいのはわかってるのだ。

古いフィルムは用途を考えて楽しみたい。
新しいフィルムは国内外の現像所で適切に処理したい。

まだまだ試すことありそうですが、次回はもっと丁寧にやりましょう。