8月30日に予測したとおりに、熊澤尚人監督にばったり逢いました。スタジオで。
というわけで、作業終わりの熊澤監督にコーヒーを差し入れしつつ、あたくしはポッキーをボリボリ食いながら岩井俊二プロデュース・熊澤尚人監督作品『虹の女神』(http://rainbowsong.jp/00_top.html)の劇中劇『THE END OF THE WORLD』について聞きました。
繰り返しますけど、この作品はコダクローム40をシングル8カートリッジにハンドロードしてフジカZC-1000で撮影された劇中劇映画。日本の劇場用映画史上、なかなか聞いたこともないシステムで撮影されてます。
生フィルムでも用意したのかな?と聞いたら、コダクローム40のスーパー8マガジンからフィルムを引っ張り出してシングル8マガジンにハンドロードする、おなじみの方法を採ったとのこと。
コダクローム40は全部で60本程度用意したそうです。もうその時には国内に在庫がなかったので、アメリカから在庫買ってきたとのこと。 さっきのハンドロード作業はスタッフみんなでやったそうです。60本のハンドロード。面倒だったとのこと。
そして肝心の撮影中の具合は?と聞いたら、やっぱりジャミングみたいな撮影トラブルはあったそうです。そして熊澤監督が一番言っていたのは、ぴーっと縦線の傷が入っているフィルムがあったとのこと。残念だったけどしょうがなかったなあ・・・との事でした。
他にもいろいろ聞きましたけど、ま、お仕事の話ですのでこのへんでチョン。
ここで分かったことは、コダクローム40でも、シングル8マガジンに入れて撮影した場合にトラブルが起こることがあることと、すべての在庫を買い取ったレトロさんもけっこう前に品切れを起こしてたんだなあ、と言うことです。
熊澤尚人監督最新作、映画『虹の女神』は10月28日土曜日、全国東宝系公開です。
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