16mm以上のフィルム制作をしている人にはおなじみの編集卓、Steenbeck。
でも、わざわざ写真出してくるからにはちょいと違います。
実はこれ、8mm版なんです。結構珍品。
8mm版スタインベックは1974年のフォトキナでお目見えしました。
2タイプ用意されていたそうで、ひとつは、18コマ/24コマ、SM走行のSタイプ8mm専用機。もう一つは、Sタイプ8mmと16mm幅のシネテープの同期編集が出来るもの。
写真にある機種は、リールが二つで、ヘッドも一つであることからも考えて、Sタイプ8mm専用マシンだと思われます。なお、のちには8mm幅のテープにS8のパーフォレーション付きのシネテープも発売されました。
この写真は、もうかれこれ10年近く前に練馬の中古映画機材業者さんの倉庫で見せていただいたもの。
それにしても、日本に2台か3台しか入ってきていない貴重な一台。見るのも触るのも初めてで、その後はまったく見かけてません。
ちなみにこの写真は、旧「film club web」に載せていたこともありました。その後ハードディスクは壊れるはデータは復旧できないわであきらめていたのですが、妙なところにバックアップしていたのがひょっこり出てきたのでしばらくぶりに登場。
というわけで、100個目の記事はいつになくのんびりしたネタとなりました。今後もよろしくお願いします。
コメント
スタインベックの8mm編集機!!すごい、こんなプロ仕様(?)のものが存在したんですか。ということは、8mmのシネテープもあったということですよね。イイもの見せてもらいました。
わたしも知り合いの器材屋さんで見たことが有ります。
NHKにも一台置いてありました。
スティンベック以外にもスファとか何社からか発売されていたようですが、日本には入って来なかったみたいですね。
8ミリのシネテープと言えば、ウーヘルリポートを改造した、可般型シネコダーってのも有りましたね。