家庭内ネガポジ反転テレシネ実験

テレシネ

パナソニックのAG-DVX100Aも明日がレンタル期限。最後に面倒くさいテストをやってみました。
家庭内で、VISION2のネガポジ反転テレシネはどの程度まで出来るか?というテストです。

現在、スーパー8用としてリリースされているのはVISION2 200T/7217とVISION2 500T/7218の二種類。それぞれ、ASA200とASA500の高感度フィルムです。

これらのフィルムは、現像まではしてくれますがお客さんが勝手に反転テレシネして使ってね!と投げ出されているので、最終的な絵柄が見られるまではユーザー側ががんばらないといけません。
ヨコシネや、SMサービス(http://www.interq.or.jp/mars/tom0503/sms/index.htm)などではきちんとした反転テレシネサービスがありますので、また使う機会がありましたらご報告しますが、とりあえず本記事のねらいは「簡易テレシネではどこまで出来るか」でございます。

まず、自宅でやる上でのネックは、

1.ネガ像を撮影する際の露出決定
2.色をどうやって反転し、調整するのか

この2点ではないかと。もちろん、これに加えて通常の自宅テレシネでの課題がのしかかってきます。
あれこれ考えてもしょうがないので、とりあえず画を取り込んでからにします。

使用機材は例によって、

ビデオカメラ…パナソニックAG-DVX100A
映写機・・・フジカスコープSD25ステレオクオーツコンピュータ

そして、ソニーのビデオエフェクタ XV-C900。

ビデオエフェクターを導入するのはあたくしの作業場の趣味です。用途は反転した映像を見て、テレシネ時の露出を調整してみたい、というだけです。

AG-DVX100Aには、どうやらネガポジ反転確認しながら撮影する機能はないのです。

AG-DVX100A→XV-C900とビデオ出力をつないで、XV-C900でネガポジ反転画像を作り、TVモニターに出たポジ像を見ながら、露出調整やらなにやらをする、という仕掛けです。
最終的にポジの像は、TVモニターだけでなくてDVDレコーダにつないで録画もしてあります。

あと、ホワイトバランスが問題。ネガフィルムはオレンジ色のベースなので、このままテレシネ反転をすると真っ青な画面になってしまいます。
ちょっと考えて、その辺に転がっていた35mmスチル用のネガフィルムの未露光現像された素抜け部分をゲートに差し込んで、出てきたオレンジ色の画像でホワイトバランスを取りました。
おっとやばい。ネガフィルムはあっという間に燃え上がります。

このやり方ではややピンクぽくなり、反転した映像にもブルーっぽい影響は残るので万全のホワイトバランスではないですが、少なくとも真っ青になるのは避けられたのでとりあえずこれでよし、として撮影をしてみました。

以下次回。

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